凍結プロトコル作成方法

この記事では、ストレックスの液体窒素フリープログラムフリーザー、CytoSAVER(サイトセーバー)の特徴と仕組み、使い方についてご紹介します。

 

コントロールレート凍結とは?

コントロールレート凍結とは、細胞やサンプルを生存率を維持したまま-80℃前後の長期保存温度までゆっくりと凍結させる方法です。この記事では、液体窒素を使用しないコントロールレートフリーザー・Strex CytoSAVERプログラムフリーザーを例に新しい凍結プロトコルの作成方法を説明します。

 

新しい凍結プロトコルの作成を始める前に、電源ケーブルが接続されメインスイッチが入っていること、起動ボタンを押してディスプレイが表示されていることを確認してください。

 

この説明では、下記の凍結パターンに例をとって説明します。

 

1. 初期温度:0℃にて待機、サンプルをセットした後10分間待機する

2. 冷却動作:-40℃まで-1/minのレートで冷却処理

3. 待機動作:-40℃で20分間待機

4. 冷却動作:-80℃まで-1/minのレートで冷却処理(完了)

 

Main MenuからPattern Editorを選択します。

Main MenuからPattern Editorを選択

登録されている温度パターンのうち、最後に使用されたパターンが表示されます。

新規作成する場合は、「New」をタップしてください。

「New」をタップ

 

新規のパターン作成画面が開きます。Name入力エリアをタップして、任意のパターン名を入力してください。英数文字が使用できます(最大20文字)。

*パターン名を入力しないと、温度パターンの保存ができません。

任意のパターン名を入力

 

一番最初のステップにおけるSTATE(状態)は必ず「Initial:初期温度」となります。これは本機が冷却処理前に待機する温度設定となります。「SV:設定温度」と「DURATION:待機時間」を入力してください。

Initial:初期温度

 

通常、Initial温度は冷却対象の細胞の予冷温度と同様にします。動物細胞の場合4℃あるいは0℃にすることをお勧めします。DURATION(待機時間)はサンプルをセットした後、温度が安定した状態から冷却処理を開始することが好ましいため、サンプル量に応じて変更してください。

 

「Add」をタップして次のステップを設定します。

STATEの入力エリアをタップし、「Freeze:冷却動作」を選択します。「SV:設定温度」と「RATE:冷却レート」を入力します。

Freeze:冷却動作

ソフトウェアキーボード展開状態

 

この例では「SV:設定温度」が-40、「RATE:冷却レート」が-1と入力されています。この場合、-40℃まで-1℃/minの速度で冷却動作を実行します。

 

「Add」をタップして次のステップを設定します。

STATEの入力エリアをタップし、「Hold:待機動作」を選択します。「DURATION:待機時間」を入力してください。

Hold:待機動作

 

この例では「DURATION:待機時間」が20と入力されています。この場合、-40℃にて20分間待機動作を実行します。

 

「Add」をタップして次のステップを設定します。

STATEの入力エリアをタップし、「Freeze:冷却動作」を選択します。「SV:設定温度」と「RATE:冷却レート」を入力します。

Freeze:冷却動作

 

この例では「SV:設定温度」が-80、「RATE:冷却レート」が-1と入力されています。この場合、-80℃まで-1℃/minの速度で冷却動作を実行します。

 

完了したら、「SAVE」ボタンをタップして保存します。下記のメッセージが画面右上に表示されたら完了です。

SAVE

 

プログラム可能なフリーズダウンサイクルにより、サンプルの生存率をコントロールしながら、さまざまな温度と冷却速度を試すことができます。

 

コントロールレートフリーザー – CytoSAVER

CytoSAVERは、液体窒素を使用しないコントロールレートフリーザーで、コンタミネーションのリスクを軽減し、凍結が簡単で危険性がなく、大切なサンプルを保存することができます。チューブ、クライオバイアル、バッグにも対応できるように2つのサイズがあります。

プログラム可能な凍結サイクルにより、生存率をコントロールすることができ、大きな液体窒素タンクは必要ありません。

 

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